PEOPLE 2024年7月31日

パティシエとは日常や記念日に
彩りを添えて幸せを届ける仕事

パティシエとは日常や記念日に彩りを添えて幸せを届ける仕事

結婚式や記念日プロデュース事業を手掛けるアニヴェルセルは、ケーキをより多くの人に楽しんでもらうため、2023年9月「アニヴェルセル 表参道」にウェディングパティシエ監修のスイーツショップ「CAKE」をオープン。「美」「アート」「イノベイティブ」をテーマに、独創的なケーキを提供しています。「アニヴェルセル 表参道」のパティシエ長であり、同店で提供する全スイーツを監修する宇川景子さんに、アニヴェルセルのケーキの魅力とパティシエとしてのやりがいを聞きました。

「アニヴェルセル 表参道」 パティシエ長 宇川 景子

PROFILE

「アニヴェルセル 表参道」 パティシエ長宇川 景子(うがわ けいこ)

2014年度入社。「アニヴェルセル 表参道」のウェディング、カフェ、レストラン、スイーツショップで提供しているスイーツの開発および統括責任者。

若手にもチャンスがある「コンクール」に憧れ、アニヴェルセルへ

─アニヴェルセルに入社した理由は何ですか。

入賞すれば、若手でも自分の考えたレシピのスイーツを商品として提供するチャンスがもらえる「デザートコンクール」の存在が、入社理由のひとつです。入社3年目に出場した時には、思い通りにいかず悔しい思いをしました。しかし、コンクールでは審査のなかで普段聞けないような意見に加え、味・見た目・バランスを含めて全体を評価されるので、「こういう風に味を作るのか!」「見た目はもう少しこうした方が喜ばれるのか!」など、いろいろな学びがあります。
例えば、ゼラチンの量や生クリームの固さを細かく調整することで完成後に崩れてしまうのを防ぐなど、細部までこだわる姿勢も身につきました。何度か心が折れそうになりましたが、入社5年目で優勝することができ、大きな自信につながりました。

2019年のデザートコンクールで初優勝したときのケーキ作品
2019年のデザートコンクールで初優勝したときのケーキ作品

「発想の転換」が、アニヴェルセルらしいケーキづくりに繋がる

─ケーキづくりで心がけていることは何ですか。

見ても楽しい、食べてもおいしい、また食べたいと思ってもらえるケーキをつくることです。日々、SNSを見たり話題のお店に足を運んだりして情報収集をし、アニヴェルセルらしさを加えたケーキづくりに活かしています。自分好みに寄りすぎないよう、周りの人に意見を求めることも大切にしています。
ウェディングケーキでは、「新郎新婦の思い出の場所をケーキで表現してほしい」といったユニークな要望もいただきます。お客様やウェディングプロデューサーと確認をしながら、理想のケーキを作りあげるために入念な事前準備をしますが、最後の仕上げは結婚式当日の一発勝負。前日は夢に出てくるほど、ケーキのことで頭がいっぱいになります。当日を無事に迎えるために、体調や衛生面もプロとして徹底管理しています。

─アニヴェルセルらしいケーキづくりとは何ですか。

ウェディング、カフェ、レストラン、スイーツショップ、それぞれの分野で培ったノウハウや発想を、ほかの分野に活かせる環境があることがアニヴェルセルの強みです。私自身、ウェディングケーキのパティシエとして培ったアイデア力を、カフェやレストランのケーキづくりに活かしています。分野を超えた「発想の転換」ができるからこそ、独創的なアニヴェルセルらしいケーキが生まれるのだと思います。

アニヴェルセルのパティシエだから経験できること

─これまでの仕事で、印象に残っているエピソードはありますか。

ラグジュアリーブランドとのコラボカフェを担当したことは印象深い思い出です。大行列ができるほどの来店者数と売れ行きで、予想以上にケーキが早く売り切れる事態になりました。とてもうれしかった一方で、多くの人にお届けできなかったことは課題でした。その経験から、店舗全体としてイベント時は入念に事前準備をする意識が統一できたと思います。

─「CAKE」の監修を任せられた気持ちはいかがでしたか。

楽しみ半分、不安半分でした。ただ、約10年ウェディングパティシエとして多くのお客様のリクエストに応え続けてきた経験が評価され、自分のアイデア力やデザイン力を発揮できる場として任せてもらったと考えています。
ケーキづくりには正解がないので、何年経っても勉強の日々です。これからも、来てよかった、買ってよかった、と思っていただけるケーキをお届けできるよう頑張ります。

苺を丸ごと一個忍ばせたキューブ型のショートケーキは「CAKE」の人気商品
苺を丸ごと一個忍ばせたキューブ型のショートケーキは「CAKE」の人気商品

アニヴェルセルカフェ 表参道

  • #ウェディング
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