全国に店舗を展開している、24時間営業のセルフ型フィットネスジム「FiT24」。2024年6月からは新コンセプト「なりたい自分へナビゲート」のもと、幅広い層のお客様に快適なトレーニング環境と充実したサービスを提供しています。今回は、「FiT24」を運営する快活フロンティアの水野さんと藤井さんに、これまでの歩みや今後の展望を聞きました。
PROFILE
株式会社快活フロンティア
FiT24事業本部 営業部 首都圏ゾーン ゾーンマネジャー水野 健太郎(みずの けんたろう)
2010年入社。「快活CLUB」の店長やエリアマネジャー、ゾーンマネジャーを経て、2021年から「FiT24」事業に携わる。2023年から現職。(写真左)
株式会社快活フロンティア
FiT24事業本部 販売促進部 キャンペーン・広告担当藤井 大志(ふじい たいし)
2015年入社。宮城・茨城での「FiT24」店長経験、サポートセンターでの教育・開店促進担当を経て、2024年4月から現職。(写真右)
培ったノウハウとトレンドの先取りで、急成長
快活フロンティアは人々の健康ニーズに着目し、2004年以降、大型フィットネスクラブやレッスン主体のフィットネススタジオを運営してきました。そうした長年の実績とノウハウをもとに、2019年に新たにオープンしたのが「FiT24」です。
「当時、人気を集めつつあったマシン特化型ジムに将来性を感じ、世界的に人気があるトップブランドのハンマーストレングスを中心とした高品質なマシンを備えた24時間営業のジムを新たにつくりました」(藤井さん)
メインターゲットとしたのは、20~40代のトレーニング中・上級者。トレーニング環境の整備とともに、快活フロンティアが運営する複合カフェ「快活CLUB」の優待が利用できるなど、ターゲット層に刺さるサービスで差別化し、店舗数を拡大してきました。
間口を拡大、あらゆる人たちのナビゲーターに
オープンから約5年、フィットネスジム業界の競争がさらに激化するなか、新たな価値提供のヒントを探ろうと海外視察や国内の市場調査を実施。すると、海外ではお客様と積極的にコミュニケーションすることで満足度を高めているフィットネスジムが多いことが分かりました。さらに国内の多くの人が「身体づくりを通して『新しい⾃分』 をつくりたい」と考えていることが見えてきました。
「社内で議論を重ねるなか、『あらゆる健康ニーズに応えるため、ターゲット層を初心者にも広げよう』『一人ひとりに寄り添いながら、会員様を徹底的にサポートする存在になろう』、そうした目標が生まれたんです」(藤井さん)
2024年6月以降、新たに策定したコンセプト「なりたい自分へナビゲート RECOVERY&BODYMAKE GYM」をもとに、店舗の内装や接客を進化させながら、新店オープンや既存店のリニューアルを加速させています。
初心者にも中・上級者にも、寄り添ったサポートを
2024年7月にオープンした町田忠生店(東京都)を訪ねました。受付カウンター脇には、初心者にも人気のランニングマシンが並ぶ有酸素エリア、奥には本格的なマシンやフリーウェイトが充実する中・上級者向けのエリアが広がります。
「ストレスフリーかつ高揚感を持ってトレーニングできるよう、広々としたスペースを確保し、内装にもこだわりました。例えば、有酸素エリアは明るく開放的な雰囲気で、中・上級者向けエリアはトレーニングに集中できるよう落ち着きのある空間に。身体のラインがきれいに見えるよう、照明も工夫しています」(水野さん)
会員様に寄り添う存在でありたいと、スタッフは入退店時のあいさつはもちろん、トレーニングの合間にも「調子はどうですか?」と声をかけるなど、フレンドリーな接客を大切にしています。
また、家族で利用するとさらにおトクな料金プランや、初心者向け「トレーニングサポート」の無料提供など、サービスの拡充にも注力。
「45分×3回のカリキュラムで行う『トレーニングサポート』では、スタッフがマシンの使い方や、ボディーメイクの基礎知識、トレーニングに適した食事内容などを伝えています。会員様からもトレーニングを始めやすく続けやすいサポートになっていると好評で、手応えを感じていますね」(水野さん)
トレーニングを通じて、会員様の喜びを創造したい
「FiT24」は、フランチャイズ運営が多いフィットネスジム業界では珍しい直営店運営。この特長を生かし、会員様に寄り添うサービスにさらに磨きをかけながら、事業の拡大を進めていく計画です。
今後のビジョンをたずねると、「初心者から上級者まで満足いただける店舗を目指したい」と水野さん。藤井さんは、「トレーニングを通じて、会員様の喜びを創造することが私たちの究極の使命。そのために、引き続き会員様のニーズ・ウォンツを取り入れ、本当に価値のあるサービスを追求していきたい」と話してくれました。
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