アニヴェルセル みなとみらい横浜では、2023年から子どもたちがフレンチ料理とテーブルマナーを楽しく学ぶ体験型イベント「はじめてのフレンチ」を開催しています。食育や職業観の育成を目指し、ESG活動の一環として取り組むこのイベント。参加者満足度が100%となった2025年5月のイベントの様子とともに、企画責任者である萩原さんに「はじめてのフレンチ」に込めた想いを聞きました。

PROFILE
アニヴェルセル株式会社
ブランディング本部 ブランディング推進担当萩原 真弥(はぎはら まや)
2020年入社。「アニヴェルセル 大阪」にてウェディングプロデューサーを担当。2023年に「アニヴェルセル みなとみらい横浜」に異動し、2024年からイベント「はじめてのフレンチ」を担当。
フレンチ体験で、食育や職業観を育む
開業から10周年を迎えたアニヴェルセル みなとみらい横浜は、「街への恩返し」をテーマに、2023年に「はじめてのフレンチ」を初開催しました。
「子どもたちに食材や調理法について興味を持ってもらい、食育につなげられる機会にしたいと思ったのがはじまりです。また、シェフやパティシエの姿を見て、職業観を育む場にもしたいと考えています。イベントを通じて、結婚式場を夫婦で来るところだけではなく、家族で思い出をつくれる場所にしたかったんです」(萩原さん)
「はじめてのフレンチ」では、大人も子どもも同じ料理を提供することにこだわっています。
「家族で同じ感想を共有してもらいたいという想いからです。また、コース料理の前菜の役割やパンの豆知識なども、なるべく難しくならないようにきちんと説明し、家族で会話をしながらフレンチ料理を楽しんでもらえるように工夫しています」

体験型で子どもたちの“やってみたい!”を引き出す
2023年はテーブルマナー講座をメインに、2024年は体験型コンテンツを充実させて実施しました。3年目の2025年は、リニューアルを機に新設されたオープンキッチンでのシェフの生パフォーマンスや、パティシエが目の前で大きなケーキの飾りつけをするなど、ライブ感を演出した内容へとバージョンアップ。さらに、全員でコック帽を手作りする企画も行い、子どもたちが楽しみながら学べる体験を用意しました。
「名前を書いたり、絵を描いたり、自分オリジナルのコック帽を大事にかぶりながら楽しんでくれていました。勉強というよりは、自分からやってみたい!と思えるような企画を意識しています。楽しんでいただきたいという想いが強く表れた、アニヴェルセルらしい食育イベントになっていると思います」

満足度100%!参加者もスタッフも笑顔に
17組57名の親子が参加した2025年のイベント。実際に参加された人からは、好評の声が上がりました。
「親御様から『一人でナイフとフォークで食べている姿が非常に印象的でした』『帰ってきて夕食のお手伝いを積極的にやってくれました。もちろんコック帽をかぶって!』」などの声をいただき、イベントを通じて成長してくれている姿を見ることができ嬉しかったです」
またイベント中は、普段お客様と直接コミュニケーションをとる機会が限られているシェフやパティシエたちが、子どもたちと交流できる時間も設けました。
「若手パティシエは子どもたちの前でのパフォーマンスに緊張していましたが、楽しそうにコミュニケーションをとっていて、その姿を先輩方も嬉しそうに見ていました。スタッフにとっても成長できる場になったと思います」
実は生パフォーマンスの演出はシェフたちのアイデアからはじまったもの。スタッフ自身が楽しみながらイベントを盛り上げた結果、アンケートでは満足度100%という高評価になりました。

全店舗で「家族が笑顔になれるイベント」を
毎年好評の「はじめてのフレンチ」は、みなとみらい横浜店での取り組みを参考に、表参道店でも内容をアレンジした同様のイベントを実施しています。
「この3年でイベントの軸を固めることができたので、他店舗にも波及させていくことが次のステップです。子どもや家族にとって人生の思い出に残る記念日を、より多くの人に届けたいです。何度でもイベントに足を運んでもらえるように、実は前年のイベントに参加した子どもたちが考えたメニューを、翌年のコース料理に取り入れるなど、一度来た人でも毎年新しい発見があるようにしています。ご家族で最高の笑顔で過ごしていただける一日を、スタッフ一同楽しみながら用意して待っています」

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