PROJECT 2025年6月30日

みなとみらいの"にぎわいの場"へ
地域とつながる新しい結婚式場のカタチ

みなとみらいの「にぎわいの場」へ地域とつながる新しい結婚式場のカタチ

横浜市・みなとみらいの中心に位置する「アニヴェルセル みなとみらい横浜」は、開業から10周年を迎えた2024年9月にリニューアルオープン。リニューアル後は、結婚式に限らずさまざまな地域イベントを企画し、幅広い年齢層との接点を広げています。このように、結婚式場の枠を超えて、これまで以上に「街に開かれた施設」への進化を図っています。節目の年に行ったリニューアルの全貌、そして、地域と店舗の関係性について横木さんに話を聞きました。

アニヴェルセル株式会社 執行役員 橫木 優樹

PROFILE

アニヴェルセル株式会社
執行役員
橫木 優樹(よこぎ ゆうき)

2008年入社。横浜市出身。「アニヴェルセル みなとみらい横浜」の運営を統括し、同店のリニューアルを主導。多様なニーズを反映し、「街に開かれた施設」へと進化させるべく、地域との連携強化に注力している。

みなとみらいのシンボルとしての10年

みなとみらいの中心部という好立地に位置し、 シンボル的存在として愛される「アニヴェルセル みなとみらい横浜」。2014年の開業以降、海が眺望できる絶好のロケーションが人気を博し、1日最大15組、10年間で1万組以上の結婚式を執り行ってきました。

さらに、結婚式場だけでなくカフェも併設しているため、誕生日や結婚記念日などのシーンで地域のお客様によく利用される場所。地域とのつながりを大切にしながら歩んできた10年でした。

「みなとみらいにはカップルやファミリー層が多く訪れるだけでなく、近年は企業の事業所が増え、来街者も増加中です。一般宴会・会議(MICE*)の需要も拡大しており、横浜市が誘致する大型イベントの分科会や食事会などにも活用されています」(横木さん)

* MICE:Meeting(企業会議・研修)、Incentive(報酬・招待・表彰式)、Convention(国際会議・学会)、Event / Exhibition(イベント・展示会)の頭文字を用いた言葉で、企業や一般向けの催しの総称

「アニヴェルセル みなとみらい横浜」外観
「アニヴェルセル みなとみらい横浜」外観

街のにぎわいを創出する施設を目指してリニューアル

改めて、今回のリニューアルの目的を横木さんはこう語ります。

「オープン当時は結婚式を通じて街の活性化に貢献していましたが、コロナ禍を経て、結婚式以外でも街に貢献できる施設を目指し、リニューアルを決断しました。これまでは、アニヴェルセルの存在は知っているけど中に入りづらいという方もいたため、より地域の方や来街者に身近に感じてもらえる場所にしたいと考えました」

今回のリニューアルではメインエントランスおよび4つのバンケットをリニューアル。エントランスは、開港の町・横浜をイメージし、装飾や丸いミラーなどは豪華客船をモチーフにしたデザインを施すなど、クラシカルかつモダンな雰囲気に刷新しています。

「エリアの魅力をさらに高められるように施設のしつらえを工夫するとともに、地域イベントを積極的に開催することで、街のにぎわい創出に貢献していきたいという想いがありました」

内装をリニューアルし開放的な空間となったエントランス
内装をリニューアルし開放的な空間となったエントランス

幅広いきっかけを通してアニヴェルセルを知ってもらう

今回のリニューアルがきっかけで、従来から行っていた地域イベントにも変化があったといいます。

「リニューアルを機にイベント企画の部署を新設したことで、継続的な活動が可能になりました。10周年プロジェクトの一環として、子どもたちが主役のフレンチ体験イベント『はじめてのフレンチ』や、夏に開催する『アニヴェルセル大開放祭』、ホリデーシーズンの『キャンドルナイト』など、家族でもカップルでも楽しめることを意識して企画したイベントを行っています」

さらに、自然環境を育む横浜ならではの魅力ある街づくりを目指す、横浜市のプロジェクト『ガーデンネックレス横浜2024』に参画するなど、市との連携も進んでいます。こうした新たな取り組みが着実に実を結んでいると横木さんは語ります。

「幅広い年齢層が楽しめるイベントを通じて、結婚式やアニヴェルセルを多くの人に知ってもらうことが大切です。イベント参加がきっかけで結婚式につながるケースも増えていますし、何より施設に訪れる方の層が広がったのは大きな変化です。お子様や中高生などとの接点が増えているので、将来アニヴェルセルで結婚式をしたい!と思ってもらえるよう活動しています」

約500個のLEDキャンドルの光に包まれる幻想的なキャンドルナイト
約500個のLEDキャンドルの光に包まれる幻想的なキャンドルナイト

地域連携を深めて街を盛り上げる

最後に、「アニヴェルセル みなとみらい横浜」の今後の展望を聞きました。

「目指すのは日々多くの人でにぎわう施設。気軽に入りづらいという結婚式場のイメージを払しょくして、カップル、家族、シニアのご夫婦、外国人など、多様な人々が集まれる場所にしていきたいです」

そして、その先には横木さん自身の夢がありました。

「街全体にドレス姿のカップルがあふれていて、『みなとみらいといえば結婚式だよね』という世界観をつくる。それが横浜市への貢献にもつながると信じています。そのためには周りの企業や結婚式場との協力が必要不可欠なので、地域一体となって連携を深めていきます」

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